情報掲載日:2011年04月04日
環境省の自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)の第7期目標保有参加者の公募がすでに始まっており、締め切りが4月22日までとなっております(詳しくはhttp://www.env.go.jp/press/13562.html を参照ください)
JVETS とは環境省が実施している制度で、温室効果ガスの排出削減に自主的・積極的に取り組もうとする事業者に対し、一定量の排出削減約束と引換えに、省エネルギー等によるCO2排出抑制設備の整備に対する補助金(総事業費の1/3、原則上限2億円)を交付することにより支援します。各参加事業者は、自らの排出削減約束達成のために排出枠の取引という柔軟性措置の活用も可能です。
なお、第7期では自主行動計画参加工場・事業場も参加可能となりました。本制度に参加するメリットとして下記の点が考えられます。
- 自主参加型の国内排出量取引制度に実践的に参加することによって、キャップ・アンド・トレード方式による国内排出量取引制度に関する知見を蓄積できます。
- 温室効果ガス排出量の算定に習熟するとともに、第三者検証機関による検証(費用は環境省が負担)を受けることにより、「温暖化対策マネジメント」を効果的に講じていくための基盤が形成されます。
- 地球温暖化対策に積極的に取り組む先進的企業としてPRすることができます。
このCO2排出量が正確かどうかを検証するために、JICQAは検証機関として平成18年度から参加しております。第2期(平成18年度):2社、第3期 (平成19年度):5社、第4期(平成20年度):5社、第5期(平成21年度):3社、第6期(平成22年度):2社と毎年実績を着実に増やしてきてお ります。
今後、平成23年度に省エネルギー等の設備導入及び更新(例えばエネルギー転換(A重油⇒都市ガス)、各種設備の高効率化及びLED等の照明設備等)の予定がある企業でしたら、同制度への参加をご検討されてみてはいかがでしょうか。