ASSET制度の排出量審査を2012年より実施しております。
JICQAのASSET制度における審査の特色
JICQAは2012年からにASSET制度の検証機関として承認されております。
- 多量排出事業者会社出身の検証人が多数在籍していますので、経験豊富かつ専門性の高い検証を実施しております。
- 検証人の大半はISO14001主任審査員資格を保有しておりますので、現場に精通した検証を実施しております。
- 2006年より排出量検証業務を実施しておりますので、製造業、サービス業と多くの業種にて検証実績があります。
JICQAのASSET制度の排出量審査プロセス
当社における検証プロセスは、以下のようになります。詳しくはお問い合わせください。
2カ月から4カ月
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- 検証チームリーダー決定
- 幅広い専門性、高い検証技術を持つ検証人を選定します。
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- 事前審査
- 組織が作成した算定報告書等を基に、リスク評価を行い、現地審査計画を策定します。
また記載内容のルール上の不備の有無を主体に書類の審査も行います。
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- 現地訪問検証
- 組織が作成した算定報告書等の記載内容の不一致の有無について、現地視察や算定データのチェックにより排出量審査を行います。
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- 排出量検証結果判定会議
- 排出量審査結果に基づいて、適用規則の適合性について審議し、排出量審査意見が適切なものであることを評価します。
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- 排出量審査報告書の作成、発行
- 排出量検証結果判定会議にて承認決定後、排出量審査の意見表明を含む排出量審査報告書を発行します。
ASSET制度の概要
ASSET事業(先進対策の効率的実施によるCO2排出量大幅削減事業設備補助事業(Advanced technologies promotion Subsidy Scheme with Emission reduction Targets))とは、CO2排出量の増加が著しい業務部門や、全部門に占めるCO2排出量の割合が最大の産業部門において、先進的な設備導入と運用改 善を促進するとともに、市場メカニズムを活用することで、CO2排出量大幅削減を効率的に図る制度です。詳しくは環境省ASSETウェブサイトをご確認ください。
- 先進的な温室効果ガス排出抑制設備を含めた設備導入に対する補助
- 削減目標量あたりの補助額が小さい、費用対効果の高い事業から採択(リバースオークション方式による採択)
- 削減目標量を超過達成した場合には、排出枠を他の参加者等に売却できる。一方、未達成の場合には、排出枠を購入して目標を遵守することが必要
なお、本制度では排出量の算定結果等の信頼性を確保するため、国際的な基準(ISO14064-1)に準拠した制度設計を行っているのが特徴です。
ASSET制度のメリット
目標保有者
- 経済的メリット
・先進的温室効果ガス排出抑制設備を含めた設備導入に対して、補助を受けることができる(補助内容は実施年度によりことなりますので、詳しくは環境省ASSETウェブサイトをご確認ください。平成26年度は補助対象経費の1/3以内(1事業あたりの補助金の上限は2億円)です)
・先進的温室効果ガス排出抑制設備を含めた設備導入により、エネルギー費用を削減できる
・削減目標量を超過達成した場合には、排出枠を他の参加者等に売却することで、売却益を得ることができる - ノウハウの蓄積
・排出量の算定・検証、排出枠の取引実務に関する知見を得ることができる - 企業イメージの向上
・環境先進企業としての認知度の向上に繋がる
取引参加者
- ノウハウの蓄積
・排出枠の取引実務に関する知識を得ることができる
ASSET制度のJICQAの検証実績
実施時期 | 第1期~第9期 2012年~2020年 |
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基準年度 | 60 |
削減目標年度 | 54 |
環境省では、温室効果ガス排出量の算定と検証に関する方法等について、基本からわかりやすく動画で紹介したページを公開しております。
よろしければ、ご覧ください。