本セミナーは、昨今すべての事業者が対応を迫られている人権対応が、ISO認証登録組織においては新たにマネジメントの枠組みを作るのではなく、現在運用しているISOマネジメントシステムに人権デューディリジェンスに求められる事項を組み入れることで、対応可能なことをご理解いただくことを目的としています。
2011 年に国連「ビジネスと人権に関する指導原則」が発行されて以降、人権への取組みを評価基準に盛り込んだESG 投資の拡大、「誰一人取り残さない」を中心理念とするSDGsなど、世界的に人権を尊重する事業活動を後押しする機運が高まっています。日本においても2020年10月に「ビジネスと人権に関する行動計画(2020-2025)」(NAP)が発行され、人権デューディリジェンスを中核とした企業の人権対応が求められるようになりました。また、EUや欧州各国での人権デューディリジェンスの法制化の動きや、グローバルサプライチェーンにおける取引要件として企業の人権対応の報告要求が活発化しており、今や企業における人権対応は必須の状況となりつつあります。
弊社は、このような潮流を踏まえ、今般、ISO認証組織を対象とした人権デューディリジェンス対応セミナーを開発し、公開研修センターのセミナーとして2022年5月より開催させていただくことといたしました。
セミナーでは、国連のビジネスと人権に関する指導指針、国連指導原則報告フレームワーク、ビジネスと人権に関する行動計画(2020-2025)等、企業が人権デューディリジェンスを実施するにあたって欠かせない指針等の重要事項をわかりやすく解説し、ISOマネジメントシステムへの組込み事例を紹介しながら、クイズ、ワークショップを通して、受講生の皆様の理解度を高める構成で講義を進めてまいります。
受講対象者
- ISO認証登録組織にて人権デューディリジェンスへの取り組みを検討されている方
- 人権デューディリジェンスに係る最新情報を収集し、企業活動に役立てたいと考えている方
セミナーの内容
- 人権とは
- ビジネスと人権
- 人権デューディリジェンスとは
- 企業は何をすれば良いのか?
- ワークショップ
- JICQAの取り組み
1日目 | 1. 人権とは何か 2. ビジネスと人権 3. ビジネスと人権に係る法令・規則・基準等の状況 4. UN(国際連合)の人権への取組み 5. 日本のビジネスと人権への取組み 6. 人権デューディリジェンス ワークショップ |
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2日目 | 7. 人権について企業が行うべき取組み(指導原則に則った取組み) 8. ISOマネジメントシステムを活かした人権対応企業のSDGs活動ステップ 9. 国連指導原則フレームワークを利用した情報公開 ワークショップ 10. ISOマネジメントシステムを活かした人権対応企業のSDGs活動ステップ |
セミナーの実施概要
日程 | 2日コース (両日)10:00~17:30 WEB参加可 ※1日目のみ受講も可 |
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受講料 | 55,000円(税込) 1日目のみ受講 27,500円(税込) |
受講料には、テキスト代・昼食代(WEB参加はテキスト代送料)が含まれます。
5名以上で同時申し込みの場合、大口割引が適用されます。詳しくは「大口割引のご案内」をご覧ください。
★満席表示でもWEB参加は可能です。WEB参加ご希望の方は事務局までご連絡ください。
開催日 | 会場 | 申込状況 | 申込 | |
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2025年2月20日 ・ 21日 | WEB | WEB | 受付中 |
- 会場名をクリックするとセミナー開催場所への案内図が表示されます。
- 上記以降のセミナー開催日程はこちらから一覧表をダウンロードしてご覧いただけます。
- お申し込み後にやむを得ない事情により日程変更もしくは開催中止とする場合は、事務局よりご連絡いたします。
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