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ISO審査登録・JIS製品認証・GHG排出量検証

日本検査キューエイ株式会社

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JICQAニュースレター

JICQAニュースレター No.214

1. JFEスチール株式会社西日本製鉄所(福山地区)様がISO39001(道路交通安全マネジメントシステム)の認証を取得しました。

 JICQAは2015年9月17日、道路交通安全マネジメントシステム(Road traffic safety management systems, RTSMS)の国際規格である「ISO39001」に基づき、JFEスチール株式会社西日本製鉄所(福山地区)様(所在地:広島県福山市、所長:渡邉誠様)を認証しました。

認証を取得

今回のISO39001認証登録は大規模事業所としては日本で初めて(JICQA調べ)となります。認証範囲は「西日本製鉄所(福山地区)の構内における 間接部門(補助部門および常駐する協力会社)も含めた人の移動ならびに通勤に関する道路交通安全活動」で、グループの物流企業や常駐する協力会社80社も 含まれ、対象人数は12,000人に達します。
10月8日に西日本製鉄所(福山地区)構内にて行われた登録証授与式の冒頭、同社の常務執行役員 西日本製鉄所福山地区副所長の福島裕法様が「これまでとは違う観点で、交通安全活動を見直そうとISO39001を導入した。皆が活動に参加し、マネジメ ントシステムを有効活用することで人身事故ゼロを目指すのはもちろん、地元福山市の交通安全の向上にも寄与したい」とISO39001認証取得の目的や抱 負を述べられました。

 続いて弊社代表取締役社長の川﨑が「ISO認証取得のメリットには活動の定着性、第三者性、継続的改善の3つが挙げられる。大規模事業所で初めてのISO39001認証取得には大きな意義があり、ぜひ協力会社や地域と共に道路交通安全活動を活性化させて欲しい」と、今後のJFEスチール様の活動への期待を述べました。
 なお、授与式には多数の報道機関が取材に訪れ、各紙に報じられました。

 今回、鉄鋼業であるJFEスチール様が認証を取得されたことは、これまで運輸・物流業を中心として普及してきたISO39001が、それ以外の業種においても交通安全活動の一環として活用可能であることを表しており、この規格の普及にとって非常に意義深い事例であると言えます。
 JICQAでは今後も様々な業界でISO39001の普及を進めることで、我が国の道路交通安全の向上に寄与して参ります。

【JFEスチール株式会社西日本製鉄所】
⇒ JFEスチール株式会社西日本製鉄所に関する情報は、ホームページをご参照ください。このリンクは別ウィンドウで開きます

★ ⇒ ISO39001認証取得に関する福島様と川﨑の対談については、こちらをご覧ください。

★ ⇒ JICQAのISO39001審査についての詳細はこちらをご覧ください。

無料セミナー「ISO39001の概要」のお知らせ

JICQAではISO39001の概要について、担当講師がわかりやすく説明する無料セミナーを開催しておりますので、ご関心のある方はぜひご参加ください。
⇒ 詳しくはこちらをご覧ください

「ISO39001内部監査員養成セミナー」のお知らせ

JICQAでは「ISO39001内部監査員養成セミナー」を11月5日より開講いたしました。
本セミナーは国土交通省より「平成27年度自動車事故対策費補助金に係る補助対策事業(安全運転推進事業)」として認定されておりますので、今年度限り、特別料金でご受講いただけます。
ISO39001の知識がない方、内部監査員の経験がない方にもわかりやすい内容となっていますので、ぜひご参加ください。
⇒ 詳しくはこちらをご覧ください

担当:営業部 光守(ミツモリ)
TEL:03-5541-2752

2. JICQA無料セミナーの2016年3月までの開催日程を更新しました。

ご好評を戴いておりますJICQA無料セミナーの2016年3月までの開催日程を更新しました。
開催概要は下記の通りです。各マネジメントシステムの概要が短時間でわかる入門セミナーです。特にISO9001及びISO14001の無料セミナーでは、2015年版に対応した内容としてリニューアルをしています。

◆ 対象マネジメントシステム規格
ISO9001(QMS:品質)、ISO14001(EMS:環境)、ISO27001(ISMS:情報セキュリティ)、ISO22000(FSMS:食品安全)及びFSSC22000(FSSC:食品安全)、HACCP、ISO20000(ITSMS:ITサービスマネジメント)、ISO22301(BCMS:事業継続)、ISO50001(EnMS:エネルギー)、ISO39001(N-RTS対応)(RTSMS:道路交通安全)、OHSAS18001(OHSMS:労働安全衛生)、ISO29990(LSMS:学習サービス)、ISO20121(ESMS:イベント・サステナビリティ)
◆ 本セミナーの対象者
・これからマネジメントシステムの認証取得にお取組みの方、又はご検討中の方
・マネジメントシステムの基礎を学びたい方
◆ 内容
・マネジメントシステム規格の概要を中心とする説明
・JICQAの特徴やJICQAの審査手順等に関する分りやすい説明
※主任審査員が講師を担当しているセミナーも多数ご用意しています。
◆ 開催場所
・全国6か所のJICQA公開研修センターを中心に開催

無料セミナーの終了後に「個別相談会」を開催しています。JICQA無料セミナーのご参加申込書から併せてお申込みください。

⇒ 無料セミナーの詳しい開催要領及びお申込方法はこちらをご覧ください。

皆様のご参加を心よりお待ち致しています。

担当:営業部 平塚
TEL:03-5541-2752

 QA放談

QA放談は今回が11回目の掲載です。今号は、審査本部 審査第1部の金野春幸が担当いたします。

〜 初めての海外工事での経験 - 37年前、マレーシア ボルネオ島にて - 〜

 まだ国際電話を申し込んでから接続されるまでに1週間もかかった37年前、35歳の頃、マレーシア国のサラワク州ミリ市(ボルネオ島)でガス管の配管工事を行った時の思わぬ出来事を思い出すままに書いてみた。

マレーシアのお正月
 マレーシアのお正月は、イスラム教のマレーシアの大本山クワラルンプールで偉い司教が、お月様を観察して決める。現場の若い工事の監督から「ラジオで明日お正月になるか放送されるからよく聞いておいて」と言われたが、マレー語でのアナウンスなので、明日お正月になるか全く理解できなかった。ミリではよい天気だったが、クワラルンプールはお月様が顔を出さなかったとのことで、放送の翌日は仕事をし、次の日がお正月となった。予定していた日より一日ずれた。

 次の日のお正月、仕事は休みとなり、下請けの社長が近くのイバン族の町に連れて行ってくれた。クックファイティングのゲームを観戦した。胴元がゲーム毎にかけ率を決めるそうで、強い鶏の相手はかけ率が高くなり1:3,1:4となるそうな。それに従って皆が賭ける。「見ているだけでは面白くないので賭けたらよい」とのアドバイスに乗って、勝負に投資した。クックファイティングとは、鶏の足に大きなナイフを取付け、土俵の中で鶏2匹を戦わせる。相手を倒す又は戦意を失い逃げ出したら勝負あり。残酷な勝負である。勝った鶏に賭けた人が配当を受けとれるとのことであるが、勝負はどちらが勝ったのか、どのように配当をもらえるのか、状況が判らずすっきりしない。言葉の壁を感じた一瞬であった。
 街でよく鶏を大事そうに抱えている人を見掛けていたが、このための鶏であったのだと理解できた。
 クックファイティングを見ながら、勧められるままに濁ったお酒をご馳走になった。このお酒の作り方を教えてくれた。人がお米をかんで口の中で発酵させたものを瓶に戻し、それを元に養生するとのこと。サルが同じようにして口の中で木の実などを発酵させお酒を造ることを聞いたことがある。それと同じ方法と感心しながらも、なんとなく汚い。それを伝えるとアルコールだから大丈夫との返事であった。

大トカゲを食べた話
 工事現場のすぐ近くに2mほどの大きなトカゲが現れた。皆逃げるのかと思っていたが、配管工事をしていた作業員が全員でこのトカゲを生け捕り、バックホウで釣り上げ、体を裂いて食材にした。おかげで2日間は仕事にならなかった。その作業を指揮していたのはバックホウのオペレーターで、工事そっちのけでの大仕事をしていた。このトカゲの肉は朝食、昼食に出された。味は鶏肉をもう少しぱさぱさした油の少ないものであり、食用となる。食事を作ってくれたのは溶接作業の親方の奥さんで、云わば、飯場のおばさんで、作業者全員の世話をしている。その中に入れてもらい、食事をお願いしていたため、この食事にありつけた。食事代は1日いくらと決めて払っていた。トカゲの皮はどこに行ったか不明であるが、いい値段で売ったのではと推測した。

 英語も中国語もマレー語もわからず、現場に乗り込んだが、人の親切とやさしさに支えられ何とか半年ほどの工事を完成させた。変動相場制に移って間もない頃で、為替レートの動きが激しく、入札時1ドルが180円程度であったが代金回収時は220円位になり、差益が出たことはラッキーであった。
 半年強という短い時間の工事であったが、初めての海外工事を担当し、一連の工事をする中で様々な失敗を繰り返した。この工事で、以心伝心などの期待は全く通用せず、言葉だけが通用する世界でした。理解できないものはしょうがないという認識を強く持つとともに、悩まないこと、人の言うことを素直に聞く心構えが必要ということを学んだ。若い頃のこの経験は、規格に基づく組織と審査員による対話を通じての”システム改善”という現在の仕事にも通じていると思っている。

■JICQAニュースレター 2015年11月号 No.214 印刷用ファイル
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