株式会社有賀組は1998年にとび工事業を主業務として発足、現在はとび工事、土工事、解体工事、産業廃棄物収集運搬業、資材リース等の業務を行っています。

OHSAS18001の認証取得の経緯について有賀社長に伺いました。
「当社では『安全性』『技術力』『人材』『安定経営の追求』を基本方針に掲げており、社員を大事にすることを常に考えてきました。そうした中、2年ほど 前にある講演会でOHSAS18001のことを知り『これだ！』と思ったのが始まりです。認証取得によって、組織体制と管理体制を強化し更なる安全管理体 制の充実を図ることと、日々高所で働く作業員の安全確保と、安全作業に対する姿勢・意識の継続的な改革を実現することを目的としました。」

今回の取り組みにより、それまで社員が義務的に動いていたのが安全・衛生に関して意欲的・自主的に発言・行動するようになったそうです。
「特に若い世代の社員を中心に安全に対する意識が高くなり、社内に良い影響を与えています。安全衛生委員会を設けた際も、社員の安全意識の高まりを象徴す る出来事がありました。本来、当社の規模では安全衛生委員会は義務ではないのですが、やってみようということになりました。ところがその委員を選定したと ころ、ある社員から『なんで私を委員にしてくれないんですか』と申し出があったくらいです。」

今後についてお聞きしたところ、
「継続的な改善を実施し、安全に仕事を行うことができる環境作り、お客様への信頼性の強化、技術力の更なる向上、軽微な事故の撲滅を目指し取り組んでいきたいと思います。」と抱負を語っておられました。