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JICQAニュースレター

JICQAニュースレター　No.195

1. JICQA友の会例会（5月29日・東京）のプログラムが決定しました。

　JICQA友の会例会のプログラムが決定しましたのでご案内します。
　今回は世界一の体脂肪計メーカー「株式会社タニタ」の創業ファミリーである谷田昭吾様をお招きして、目標設定と社員教育に関する講演を実施します。
　また、QMS及びEMSの合同分科会では「マネジメントシステム規格の整合化」に関する解説を、QMS分科会では改正版ISO9001に関する解説を行います。さらに毎回好評の登録組織による運用事例紹介やQ&Aも実施します。
　お申し込みは4月中旬に配信予定の「JICQA友の会だより」で全てのJICQA登録組織にご案内します。今回もJICQA友の会会員によらず、すべての登録組織及び申請組織の皆様に公開しますので、奮ってご参加ください。

JICQA友の会　第24回例会・懇親会（東京）　　【参加無料】
2014年5月29日（木）　　例会 13:00〜17:00　　懇親会 17:10〜18:40
TFTビル東館　（東京都江東区）

◆　講演　　「タニタ流社員一丸となるための目標設定と社員教育」: 　世界一の体脂肪計メーカーであり、最近では社員食堂でも話題の「株式会社タニタ」の、創業ファミリーである谷田昭吾様をお迎えして講演を実施します。かつて赤字企業だった同社が世界一へと躍進していく過程で、どのようにトップの方針や思いを組織全体に行き渡らせ、社員のモチベーションを高めて社員一丸となったのか、その秘訣を「目標設定」と「社員教育」の観点から、具体例を交えて語っていただきます。

◆　「2015年規格改正に向けて　〜登録組織への期待〜」【QMS＋EMS合同分科会】: 　ISO本部ではマネジメントシステム規格の整合性を図ることを目的に、2012年2月に、マネジメントシステム上位構造（HLS／High Level Structure）、共通テキスト、共通用語及び定義を制定し、以降に制定または改正されるマネジメントシステム規格に採用することを決定しました。ISO9001及びISO14001においても、HLS等を採用して改正作業が進められています。そこで今回は、このマネジメントシステム規格の2015年改正についてJICQA登録組織の皆様に期待したい今後の対応について、当社審査本部長の西脇が解説します。

◆　「ISO9001規格2015年改正　〜主な変化点〜」【QMS分科会】: 　2015年に改正予定のISO9001のDIS版（Draft International Standard／国際規格案）が、5月中旬に発表される予定です。DIS版の発表によって、改正版ISO 9001の内容がかなり見えてきます。JICQAでは現状入手可能な最新情報を分析し、その概要を当社審査本部が解説します。

◆　登録組織によるマネジメントシステム運用事例紹介【EMS分科会、ISMS分科会】: 　「自組織の運用の参考になる」と毎回好評の運用事例紹介ですが、今回はEMS及びISMSの登録組織様を代表して3つの組織様に、それぞれのマネジメントシステム運用について事例発表していただきます。

◆　Q&A【QMS分科会、EMS分科会、ISMS分科会】: 　皆様から事前に募集した規格やマネジメントシステム運用に関するさまざまなご質問に、当社審査本部が回答します。

担当：JICQA友の会事務局　能城・三浦
TEL：03-5541-2523

2. JISQ27001：2014発行をお知らせいたします。

　2014年3月20日、ISO/IEC27001:2013（情報セキュリティマネジメントシステム）の日本語版となる「JISQ27001：2014」が発行されました。ISO/IEC27001:2013は2013年10月1日に発行され、JICQAでも既に審査を実施しております。ISO/IEC27001：2013 / JISQ27001：2014の新規登録及び、移行登録がありましたので、ご紹介いたします。

◆　 ISO/IEC27001：2013 / JISQ27001：2014新規登録　: 株式会社ＴＯＫＡＩコミュニケーションズ様（データセンター運用等）

◆　 ISO/IEC27001：2013 / JISQ27001：2014移行登録: 株式会社アジルコア様（IT、ソフトウェア設計開発等）; 株式会社ミノス様（LPガス事業者向けクラウドサービス等）

　本改訂の大きなポイントは、ISO規格の共通構造を採用した点です。これにより、今後、他規格との共通化が図られていくと共に、事業プロセスとISO規格の統合がより強く求められていきます。従って、ISMSの適用範囲を決定するために、組織の目的、ISMSの意図した成果、外部内部の課題、利害関係者のニーズや期待、外部組織との関係等を明確にする必要があります。また、「リスク」だけでなく「機会(Opportunity)」に対処する活動も要求され、好機を逃さずに、環境変化に対してタイムリーかつダイナミックに追随できる規格となっています。

　ISO/IEC27001：2013 / JISQ27001：2014への移行期限は2015年10月1日です。登録組織の皆様は2015年7月末までに、サーベイランス審査または更新審査時に移行確認審査を兼ねて受審していただく必要があります。移行確認審査のスケジュールについて、相談等ございましたら、担当審査員までご連絡ください。

　また、JICQA公開研修センターでは、「ISO27001規格要求事項の解説」「ISO27001内部監査員養成セミナー」を開催しております。両セミナーともISO/IEC27001：2013 / JISQ27001：2014に対応した内容となっておりますので、是非ご活用ください。

担当：審査第2部　情報通信グループ　成瀬
TEL：03-5541-2754

3. ISO9001、ISO14001規格の2015年改正見通し（最新情報）をお知らせします。

　ISO9001及びISO14001は、現在Annex SL（2012年4月に発行された、ISOマネジメントシステム規格を策定する際に用語定義や章構成などの共通部分に適用されるガイドライン）に準拠した形で改訂作業が進められており、それぞれ現在はCD（Committee Draft委員会原案）の段階です。

　ISO9001規格については、2014年5月中旬頃にDIS（Draft International Standard国際規格案）が発行される見込みです。一方、ISO14001規格については当初ISO9001より改訂作業が先行していましたが、現在は若干遅れぎみであり、2014年9月〜11月頃にDISが発行される見通しです。

　規格改定の内容はまだまだ流動的で、現段階（CDの段階）で組織が自社マネジメントシステムの見直しに着手することは時期尚早と思われます。
　JICQAではDIS発行後に、速やかに本社及び各地方事務所において改正内容について登録組織の皆様への無料説明会を開催する予定です。

担当：審査本部長　西脇
TEL：03-5541-2754

4.　 JICQA無料セミナーの2014年4月〜2014年9月の開催日程を更新しました。

　ご好評を戴いておりますJICQA無料セミナーの2014年4月〜2014年9月までの開催日程を更新しました。
　今回は、医療・介護業界向けのISO9001無料セミナーの開催が決定しております。ISO9001の導入により、ご利用者やご家族の視点から、サービスの“質”をマネジメントできます。本セミナーは医療機関出身の審査員が講師となって説明させていただいており、ご好評をいただいております。詳しくはこちらをご覧下さい。

その他のJICQA無料セミナーの開催概要は下記の通りとなっております。

◆ 対象規格: ・マネジメントシステム関係
ISO22000（FSMS：食品安全）及びFSSC22000（FSSC：食品安全）、ISO9001（QMS：品質）、ISO14001（EMS：環境）、ISO27001（ISMS：情報セキュリティ）、ISO20000（ITSMS：ITサービス）、ISO22301（BCMS：事業継続）、ISO50001（EnMS：エネルギー）、ISO39001（RTSMS:道路交通安全）、JIS Q 9100（AS-QMS：航空・宇宙・防衛産業品質）、OHSAS18001（OHSMS：労働安全衛生）; ・埼玉県目標設定型排出量取引制度　無料セミナー