ISO審査登録・JIS製品認証・GHG排出量検証

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JICQAニュースレター

JICQAニュースレター　No.180

新年あけましておめでとうございます

　登録組織、申請組織の皆様におかれましては、健やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、昨年は格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。
　2012年は、海外では欧州債務問題による不安定が続き、日本でも依然として進まない東日本大震災復興支援や政権の不安定が続きました。経済活動の閉塞状況の中で厳しい経営の年でありましたが、年末の総選挙により新しい政権に変わりその経済運営には期待が懸かっているところです。こうした中、組織の皆様は2013年を迎えて、アジアを中心とした海外への進出、より競争力のあるグローバルな製造体制、変化を捉えた柔軟で迅速な営業、業務効率の一層の向上による経費の削減など、安定的成長への新たな事業戦略をさまざまにご検討されておられることと思います。
　JICQAは、マネジメントシステム審査、セクター規格審査、JIS製品認証、GHG検証を通して組織の皆様の経営改善に寄与してまいりたいと考えております。そのために変化に対応できる力量の維持・向上を図り、組織の皆様のご期待に応えられるように引き続き全力で取り組んでまいります。今後とも一層のご理解とご支援をお願い申し上げます。
　また、JICQAは昨年10月に創立20周年を迎えることが出来ました。これも登録組織、申請組織の皆様の永きにわたるご協力の賜物と心から感謝申し上げます。この感謝の気持ちから、本年よりJICQAでのご登録が10年を超える組織の皆様に、永年登録継続の感謝楯を謹呈させていただくことといたしましたのでご受領ください。よろしくお願い申し上げます。

1. JICQAはISO39001の審査を開始いたします。

　JICQAは2013年1月より、道路交通安全マネジメントシステム（Road traffic safety management Systems, RTSMS）の国際規格である「ISO39001」の審査業務を開始いたします。
ISO39001規格は、道路交通における事故を防ぐ（自動車衝突事故による人的被害を軽減する）ためのマネジメントシステムを作り、運用・維持し、またこのマネジメントシステムを改善することによって交通事故死傷者をゼロにすることを目的としております。
　近年、経済のグローバル化とそれに呼応した規制緩和により、我が国の物流は年々多角化及び複雑化しております。一方で多数の死傷者が発生した高速バス事故のようにヒューマンエラーによる交通事故は後を絶ちません。また高齢者の交通事故死傷者数は、高齢化社会を迎えて減少の兆しが見えません。こうした交通事故への取り組みは我が国の社会的課題であるだけでなく、全世界的な課題となっており、この課題を解決すべくISO39001は2012年10月に発行されました。
　対象は、運送業、廃棄物収集運搬業、流通業、宅配サービス業等の交通安全に関する幅広い事業で適用可能です。また駐車場のように「運転するのは顧客」である事業においても適用可能です。また安全は何よりも最優先される項目ですので、今後ISO39001の認証取得やマネジメントシステムの構築の有無などにより、評価されることが予想され、それに伴いISO39001認証のニーズが拡大することも予想されます。
　これを機会にISO39001の認証取得を検討されてはいかがでしょうか。ISO39001認証取得についご検討中の方、または関心をお持ちの方は、下記担当あてにお気軽にお問い合わせください。

※無料セミナー「ISO39001（道路交通安全マネジメントシステム）の概要」のお知らせ
JICQAではISO39001（道路交通安全マネジメントシステム）の概要について、主任審査員がわかりやすく説明する『ISO39001（道路交通安全マネジメントシステム）の概要』を開催しておりますので、ご関心のある方は是非ご参加ください。

【開催予定日時】　1月28日（月）、3月25日（月）いずれも14:00〜16:30
【開催場所】　　JICQA公開研修センター　東京会場（新富町駅5番出口より徒歩1分）
詳しくは、当社ホームページをご確認ください。

　ISO39001の取得検討されている、またはご関心のある方は、ぜひご参加を検討ください。皆様のご参加を心よりお待ち致しております。

担当：営業部　古川、光守
TEL：03-5541-2752

2. 世界のISO登録件数（2011年）をお知らせいたします。

　ISO（国際標準化機構）は、2012年12月12日付で、「The ISO Survey of Management System Standard Certifications - 2011」を公表しました。これは、2011年12月末時点の世界のISO登録件数を調査したものです。今回より、ISO50001（エネルギーマネジメントシステム）が調査対象に加わりました。
　調査結果のなかから、(1)ISO9001の1993年からの世界の登録件数推移、(2)規格別の世界の登録件数、(3)規格別の国別登録件数（上位10ヶ国）を紹介します。
　規格別の登録件数は、ISO14001、ISO27001、ISO22000、ISO/TS16949では、前年より増加していますが、ISO 9001は、約6,800件の減少となりました。
　また、国別登録件数は、中国がISO9001、ISO14001、ISO22000、ISO/TS16949の4規格で1位、ISO27001は4位でした。日本は、ISO50001を除く5規格でトップ10入りをしています。
詳細は、ISOホームページをご覧ください。

（１）ISO9001の1993年からの世界の登録件数推移