1. JICQA友の会の第18回例会(東京)を開催いたしました
JICQA友の会では、第18回例会を5月27日(金)に「TFT(東京ファッションタウン)ビル東館」で、開催いたしました。今回もISO9001(QMS)/ISO14001(EMS)/ISO/IEC27001(ISMS)・GHGの3つの「分科会形式」で実施しました。東日本大震災後、初めてとなる例会でしたが、当日は、友の会会員の皆様およびJICQA関係者約250名が参加し、どの分科会会場も大盛況でした。毎回好評の会員組織様による事例紹介では、下記のテーマで各講師に熱く語っていただきました。
- (1)QMS分科会
- 事例紹介1:
- 試験調査会社における品質マネジメントシステムの有効活用
- 神鋼溶接サービス株式会社 代表取締役社長 茂木 勘司 様
- 事例紹介2:
- 組織を活かす企業経営 〜ISOを取得して変わりました〜
- 株式会社 アステム 代表取締役 野口 敬志 様
- (2)EMS分科会
- 事例紹介1:
- 塩尻市役所 環境管理システムの取り組み
- 長野県塩尻市役所 市民環境事業部 生活環境課 主任 宮原 さゆり 様
- 事例紹介2:
- 環境不適合の再発防止に向けた取り組み
- 日本冶金工業株式会社 川崎製造所 技術部 部長 牧野 浩 様
- (3)ISMS/GHG分科会
- 事例紹介1:
- 古紙問屋におけるISMS推進活動
- 株式会社 兼子 環境管理部 次長 窪田 恒利 様
- JICQAからのプレゼン:
- 国内クレジット制度における具体的取組み事例の紹介
- 日本検査キューエイ株式会社 GHG検証部 担当部長 横井 義彦
ご参加の皆様からは、「改善例として具体的な効率化などの事例を説明いただき参考になった」、「社員全員が共通認識を持つことで従業員満足度の劇的な改善 大きな改善効果が認められた良い事例であり参考になった」、「行政の垣根を越えて巻き込んだ活動がよかった」、「紹介された具体的な事例を、自社に水平展開したい」、「管理策の有効性測定における苦労が分かった」、「節電については非常に有効であった。補助金制度も含め、今後活かして行きたい」等、多くのご意見をいただき大変好評でした。
「Q&A」は、事前及び当日に受け付けた質問について、分科会ごとに審査本部よりお答えしました。この「Q&A」の内容については、次号の「JICQA友の会だより」(友の会会員様へ配信)にて公開いたします。
例会後の懇親会は、ご講演者を囲んでの会員同士の活発な情報交換やJICQA審査員との交流の場として有意義に活用していただきました。
例会の参加者には、JICQA公開研修センターで開催される「公開セミナー」の50%割引券がプレゼントされました。
次回の例会は2011年11月8日(火)に、大阪にて開催の予定です。内容につきましては、詳細決定後あらためてお知らせいたします。
JICQA友の会は、登録組織の皆様に情報交換(質問・要望受付システム等)及び異業種交流の場を提供することを目的に、2000年7月に設立されました。2011年6月9日現在の会員数は1,769組織です。
JICQA登録組織の皆様でまだご入会されていない方は是非ご入会ください(年会費無料)。JICQA友の会の入会申込み用紙及び会員規約をお送りいたしますので、友の会事務局までご連絡をお願いいたします。
担当:JICQA友の会事務局 能城・三浦
(TEL:03-5541-2523)
(mail:info-jicqafa@jicqa.co.jp)
2. 埼玉県 「目標設定型排出量取引制度」の検証機関として登録されました
JICQAは2011年5月31日に埼玉県より「目標設定型排出量取引度」の検証機関として、3つの登録区分(区分1:目標設定ガス・基準量、区分2:県内外削減量、区分3:その他ガス削減量)において登録されました。その結果、上記の3つの登録区分の検証を実施することが可能となっております。
同制度は、埼玉県内で温室効果ガスを多量に排出する工場、ビル、公共施設等の大規模事業所に対して、エネルギー起源CO2を第一計画期間(2011〜2014年度)では基準排出量(2002〜2007年度までの間の任意の連続する3年度分の年間排出量を平均した値)の6%もしくは8%の削減を求めています。またこれらの事業所ではエネルギー起源CO2排出量を算定し、その算定結果がガイドラインに従っているか、またその算定や集計の結果が適切であるかどうかについて登録検証機関による検証を受ける必要があります。
検証は、第一計画期間(2011〜2014年度)では目標の達成状況の確認の計画提出時(2015年度)に基準排出量及び計画期間中の排出量(4年度分)の検証結果を添付することが必要となります。検証を実施し、検証結果を皆様へ提出するのに平均して1〜2か月程度かかることが予想されるため、計画提出時期の2〜3か月に検証を受けていただくことをお薦めいたします。
計画提出時期の2,3か月前には、検証が集中することが予想されます。また検証の際に必要なる根拠資料(例:電力使用量を示す購買伝票等)の準備にも時間がかかる可能性があります。特に基準排出量(2002〜2007年度までの間の任意の連続する3年度分の年間排出量を平均した値)検証の際に必要となる根拠資料は、2015年度に検証を受ける場合には最大で13年前となってしまうため、入手困難となる可能性が高くなります。そのため、基準排出量の検証をできる限り早く受けられることをお薦めいたします。
また埼玉県「目標設定型排出量取引制度」に特化した無料セミナーも好評開催中です。本セミナーの内容として、埼玉県目標設定型排出量取引制度の概要、排出量取引の際に必要となる排出量検証を受けるための準備、方法及び費用及びJICQAの概要についてわかりやすく解説いたします。今後のセミナー開催予定は、7月13日(水)、9月13日(火)いずれも14:00〜16:30となっております。
詳しくは当社HP(http://www.jicqa.co.jp/emissions/seminar_m/emissions_saitama.html )をご覧ください。
担当:営業部 五弓(ゴキュウ)、光守(ミツモリ)、関、平塚
(TEL:03-5541-2752)
3. ISO50001: 2011 が新規発行されました
エネルギーマネジメントシステムの国際規格であるISO50001:2011(エネルギーマネジメントシステム-要求事項及び使用の手引き)が、6月15日付けで新たに発行されました。
ISO50001規格は、組織が、事業活動を行うために必要なエネルギー利用について、エネルギー効率、使用及び消費量などのエネルギーパフォーマンスを改善してゆくためのマネジメントツールであり、 ISO14001(環境マネジメントシステム)規格に比べて、より一層パフォーマンスを重視した規格になっています。このエネルギーマネジメントシステムの運用によって、組織のエネルギーパフォーマンスの改善を意図するだけでなく、地球規模での温室効果ガスの削減や、エネルギーコストの低減など波及的な効果も期待されています。加えて、政府は電力節減対策のツールの一つとしてISO50001認証取得を活用することを検討しています。
またこの規格は、すべての業種で、あらゆる規模の組織に適用可能であり、ISO9001、ISO14001と同様に第三者認証が可能な規格要求事項となっており、ISO50001規格の日本語版に当たるJISQ50001規格は、本年9月頃制定される見込みです。
JICQAでは、JIS規格が発行される本年9月頃より「ISO50001認証」事業を開始する予定です。更にお客様のご要望に応えて、ISO14001規格との統合審査、同時審査ができるように、準備を進めております。ISO50001認証取得についてご検討中の方は、下記担当あてにお気軽にお問い合わせください。
なお、「ISO50001(エネルギーマネジメントシステム)の概要」について、無料セミナーを開催しておりますので、ご関心のある方は是非ご参加ください。
【開催予定日】 2011年8月1日(月)、9月26日(月)、11月30日(水)
詳しくは当社HP(http://www.jicqa.co.jp/iso/seminar_m/iso50001/index.html )をご覧ください。
皆様のご参加を心よりお待ち致しております。
担当:企画・経理部 福田
(TEL:03-5541-2756)
4. JICQA無料セミナーの2011年7月以降の開催概要をお知らせいたします。
ご好評を戴いておりますJICQA無料セミナーの2011年7月以降の開催概要について、下記の通りお知らせ致します。今回より、JIS Q 9100(航空宇宙品質)の無料セミナーも大阪事務所にて開催いたします。
- ◆対象規格
- ・マネジメントシステム関係
- JISQ9100(AS-QMS:航空宇宙)、ISO9001(QMS:品質)、ISO14001(EMS:環境)、ISO27001(ISMS:情報セキュリティ)、ISO22000(FSMS:食品安全)、BS25999(BCMS:事業継続)、ISO50001(EnMS:エネルギー)
- ・温室効果ガス排出量関係
- 埼玉県目標設定型排出量取引制度、東京都排出量取引制度 トップレベル、東京都排出量取引制度 都内中小クレジット都外クレジット、排出量検証(全般)の概要
- ◆本セミナーの対象者
- ・これからマネジメントシステムの認証取得にお取組みの方、又はご検討中の方
- ・マネジメントシステムの基礎を学びたい方
- ◆内 容
- ・マネジメントシステム規格の概要を中心とする説明
- ・JICQAの特徴やJICQAの審査手順等に関する分りやすい説明
- ◆開催日程及び開催場所
- 詳細は当社HP(http://www.jicqa.co.jp/iso/seminar_m/ )にてご確認ください。
無料セミナーの終了後に「個別相談会」を開催致しております。JICQA無料セミナーのご参加申込書から併せてご利用を承ります。
なお、詳しい開催要領及びお申込方法は、当社HP(http://www.jicqa.co.jp/iso/seminar_m/ )をご覧下さい。
皆様のご参加を心よりお待ち致しております。
担当:営業部 五弓(ゴキュウ)、平塚
(TEL:03-5541-2752)
■JICQAニュースレター 2011年6月号 No.161 印刷用ファイル | PDF形式 (101KB) |