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ISO審査登録・JIS製品認証・GHG排出量検証

日本検査キューエイ株式会社

JICQA NEWS巻頭言バックナンバー

JICQA NEWS 51号 巻頭言

時代の変わり目に想う

代表取締役社長
川﨑 博史

今年の4月で「平成」が終わり、新しい元号がスタート致します。思えば平成という時代、世界や日本の社会構造を激的に変化させる種々の出来事が起こった時代だったといえるでしょう。世界ではアメリカで起こった同時多発テロ(平成13年)が何と言っても鮮烈な出来事で、これによって世界のパワーバランスが変化し、経済面では、リーマンショックが発生(平成19年)、世界中のビジネスが大混乱に巻き込まれました。国内ではやはり東日本大震災と福島の原発事故(平成23年)で、誰もが予想もしなかった災害や脅威が現実に起こる、ということを実感し、人々の価値観も大きく変わり、リスク管理の考え方も進展したように思います。

足下でも、平成という時代の終幕に呼応するかのように、世界もまた日本も著しく変化しています。世界では、政治の面でこれまで拡大一方であったグローバリゼーションの流れが、ナショナリズムの台頭や保護主義の進行もあり、ここに来て減速しつつあります。一方、科学技術の面ではAIやIoTといったビッグデータ活用や、スマホやSNSといったネット社会に代表されるデジタル化の流れが急速に進展するなど、世界の産業構造のみならず、我々一般市民のライフスタイルまでもが大きく変化しようとしています。今までは当たり前であった貨幣による商取引でさえも、これからは電子マネー化され、現金が不要な時代が到来するでしょう。日本を代表するカーメーカーであるトヨタさんも上記のデジタル化はEV化の流れと合わせて、自動車を取り巻くモビリティ技術の「100年に一度の大変革」と捉えられています。まさにそういった政治・経済、科学技術から生活様式、しいては人々の価値観に至るまでの大きな時代の変化を予感させる状況にあるように思います。そしてこの流れは、日本に限って言えば、今後の急速な少子化に伴う労働人口の減少と相まって更に加速するものと考えられます。

しかしながら上記のようなあまりにも急激な変化は、一方で人々に一種の不安や危機感を煽るもので、誰もが皆常に何となく足下の危うさというものを漠然と感じ始めているようにも思います。こういった時にこそ、人は皆何かより確かなるもの、信頼できるもの、安心して身を委ねられるものを求めるのではないでしょうか。

すなわち社会がこれほどまでに大きく変化する中で、変えてはいけないものがたくさんあるように思うのです。変わらないもの、変えてはいけないものにこそ、人は安心感と信頼を感じ、私たち一人一人が常に意識しておく必要があるもののように思います。そういった意味で、ISO認証は社会に信頼と安心を与える証であり、常にそうであり続けなければならないものではないでしょうか。

私は社長に就任以来ずっとJICQAのアイデンティティーの構築を目指して参りました。
このような激動の現代社会において、「変わらないもの」、「変えてはいけないもの」、それこそがJICQAのアイデンティティーと考え、社員にもお願いしてきた結果、それなりにたどり着いた結論が以下です。すなわちISOを通して自らが誇りを持て、顧客のお役に立つことができ、社会に貢献できるといった観点から、JICQAのアイデンティティーは「品格」、「信頼」、「真心」と考えました。常に「正しい道」を追求し、技術を磨き、社会に向けて広く信頼・信用を保証し、かつお客様に対しては誠意を持って、常に寄り添う「審査」を提供する、こういったマインドを堅持して参りたいと考えております。

以上を受け、今年のJICQAの業務方針は、「磨こう、そして示そう、JICQAのアイデンティティー(品格、信頼、真心)!!」と致しました。新しい元号の時代もJICQAの質の高い、一味違う審査をご愛顧頂きますことを心よりお願い申し上げます。

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