「SRI-JICQA Corporation」を設立

情報掲載日：2009年01月29日

日本検査キューエイ株式会社と米国SRI Quality System Registrarの共同運営による
ISO/TS16949審査会社設立について

日本検査キューエイ株式会社（略称：JICQA）は去る2008年11月20日付けで、アメリカ合衆国に本社を置くISO/TS16949審査登録機関 Steel Related Industries Quality System Registrar（略称：SRI）と共同運営会社「SRI-JICQA Corporation」を設立し、本格的な活動開始に向けて準備を進めて参りました。

そして2009年2月より、我が国におけるISO/TS16949 審査登録ビジネスを行うことになりましたので、下記の通りお知らせいたします。

1. 会社概要

社名： SRI-JICQA Corporation
本社：東京都中央区新富2 丁目15 番5 号
代表取締役社長：西脇孝

2. 設立の背景

JICQAはSRI社と「ISO/TS16949審査業務契約」を締結し、SRIの日本でのISO/TS16949（以下TS16949）審査業務を 2004年より支援してまいりました。これまでにSRIの日本における登録組織数は60を超え、登録サイトは100件を超える規模に成長してきました。この度、SRI、JICQA両社は、お互いの関係を発展的に見直し、共同出資会社を設立、事業の拡大を目指す事で合意に至りました。

3. 設立目的とビジョン

米国におけるTS16949審査の経験を、日本における物づくりを熟知している審査員に融合させることによって、日本のお客様が、欠陥予防とバラツキ／無駄の低減に重点をおいた継続的改善をもたらす品質マネジメントシステムを作り上げるお手伝いをさせていただけると考えております。

4. 設立によるメリット

新規にTS16949を取得されるお客様にとってのメリット
1）日本を担当するTS16949の監督機関であるIAOBからSRIを通して、日本で最も早く最新情報を入手することが可能になります。
2）最新情報に基づき、経験豊富な審査員による基礎と応用の2段階に分けたTS16949セミナーを提供します。
3）有効性に重点をおいた真のプロセスアプローチ審査を提供することにより、組織の品質マネジメントシステムの向上が図れます。
既にSRIにてTS16949を取得されたお客様にとってのメリット
1）日本人審査員だけによる審査となり、お客様への審査でのコミュニケーションが向上します。
2）お客様と日本語での審査契約を結ぶことができます。また、お客様からのご送金が日本国内口座向けとなります。
3） JICQAにおけるISOの各規格とTS16949の同時審査が可能となります。
※なお、審査内容は従来どおりで変更ありません。

5. 両組織の概要

日本検査キューエイ株式会社（JICQA）について
JICQAは、我が国における最初の民間マネジメントシステム審査登録機関として1992年10月に設立され、現在はISO9001、ISO14001を合わせた審査登録数で我が国第2位のシェアをもっています。全ての規格と全ての産業分野を対象に、大規模から中小規模の組織まで、全国にサービスを展開しており、「やってよかったISO！頼んでよかったJICQA！」をモットーに、まじめで親切な、付加価値の高い審査に取組んでいます。

Steel Related Industries Quality System Register（SRI）について
米国ペンシルベニア州ピッツバーグに本社を置く米国の審査機関です。National Steel出身のDr. Peter Lake会長により1991年に設立されました。ISO/TS16949審査機関として世界で最初にIATF認定を受けており、自動車分野、金属製品分野の審査で特に強みを持つ会社です。