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ISO審査登録・JIS製品認証・GHG排出量検証

日本検査キューエイ株式会社

JICQA NEWS巻頭言バックナンバー

JICQA NEWS 46号 巻頭言

JICQAのアイデンティティー

代表取締役社長
川﨑 博史

 早いもので、小生も社長拝命後瞬く間に1年が経過しました。今年は年初に社員の皆様に、今年は「JICQAのアイデンティティー」を創りたい、と表明しました。モノには形があり、会社にも「形」が必要で、JICQAの商品である審査の「形」、すなわち「アイデンティティー」を追及したいとの思いからです。「アイデンティティー」とは、辞書では「独自性」とか「自分らしさ」とか訳すようですが、要は「JICQAがJICQAとして存在する価値とか特徴」を意味するものだと思います。そしてこの「アイデンティティー」には、持って生まれたものと、成長過程で身につくものと両方あるように思います。当社の場合、持って生まれたものは「鉄」のイメージに起因するような「硬い」、「厳格な」審査なのでしょうが、会社創設後20数年が経過し、この間会社を取り巻く環境も激変したと共に、JICQA自身も独自の成長と共に、性格の異なる種々の認証機関との合従連衡も経て、審査の特徴も大きく変貌して来たと思います。従って、私はこの間の歴史も踏まえ、JICQAの今のアイデンティティーは一口で言うと、期待も込めて「厳格な強さと、多様性」の両面を持つ審査なのではないかと考えます。

 今年は、昨年改訂されたISO9001及びISO14001の移行審査が本格化します。今回の改訂のポイントは、トップマネジメント自らがISOと事業プロセスを統合させることを大前提に、利害関係者のニーズと期待を理解し、意図した成果を達成すべく課題を決定し、リスクを把握した上でパーフォーマンスを追及するというものです。すなわち、企業が目指すべき方向を明確に定め、より実質的な成果を追及するという本来の業務プロセスの進むべき方向を示すもので、経営的には極めて有効なツールとなり得るものと考えます。

 昨今においていろいろな企業の不祥事が続く中、コンプライアンス更には企業におけるガバナンスが厳しく問われる時代になってきています。一方で、世界的なグローバル化が進展する中、英国のEU離脱に象徴されるように、世界的な政治経済の不透明感が益々増大する等、企業を取り巻く種々の事業環境は厳しくなる一方であることも事実です。こう言った時代を生き抜くには、かつてダーウィンが「真に生き残れる者は強い者ではなく、変化に対応できる者である」と言った言葉に象徴されるような企業体質が求められることは言うまでもありません。そしてこれを審査に置き換えると、これからの時代に必要なISO審査とは、「しなやかな」審査、つまりは審査の客観性を重視したいわゆる「最低限の適合性」と、2015年版にも強く期待される「あまねく有効性」を兼ね備えた、すなわち「経営に役立つ」ある意味毅然とした審査なのではないかと考えます。まさに2015年版はJICQAの本領発揮、現行のアイデンティティーに磨きをかける時であると共に、望むらくはもう一歩突っ込んだ次世代的な新たなる審査のアイデンティティーを築くチャンスでもあると思います。社会が求めるもう一段高いレベルのISO認証への信頼性と、真に事業・経営への有効性に資する審査をソリューションとして提供しうるJICQAのアイデンティティーを更に弛まなく追及して参りたいと思います。

 そしていうまでも無く、JICQAの商品は審査そのものであり、審査員ひとりひとりのパーフォーマンスがJICQAのアイデンティティーを表現することになります。そういった意味でJICQAは「人を大切にする」、「人を活かす」会社でありたいと願っています。審査員ひとりひとりが活き活きと、誇りと情熱を持って、皆様の組織に真に役立つ審査を提供し、常に皆様のパートナーであり続けるべく今後も努力を行って参りますので、引き続きご理解とご支援の程よろしくお願い申し上げます。

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