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ISO審査登録・JIS製品認証・GHG排出量検証

日本検査キューエイ株式会社

JICQA NEWS巻頭言バックナンバー

JICQA NEWS 44号 巻頭言

社長就任にあたって

代表取締役社長
川﨑博史

6月末の取締役会で社長に選任されました川﨑博史です。よろしくお願いいたします。

 JICQAには昨年の4月より着任しており、それまでは鉄鋼メーカーの新日鐵住金(株)で厚板製品の製造に34年間携わりました。ISOとの出会いは、海外オイルメジャー向けの海洋構造物用鋼材を製造した際に、厳格な品質管理体制の要求があり、ISO 9001をベースにした体制を一生懸命造った時でした。それ以降は主に審査を受ける立場で間接的に関わらせて頂きました。そして今回JICQAに入り、審査をする立場となって感じたことは、ISOを取り巻く環境は外から見るのとは大違いで、非常に厳しい状況にあるということでした。

 ISO自体がスタートして20年以上が経過し、各産業分野において一巡した感があります。足下では長期に認証継続したにも関わらず、登録辞退をする組織が増え、日本国内においては登録件数が減少傾向にあります。加えて、ISO審査業界自体は比較的小さいにも関わらず、多くの認証機関が存在し、過当競争が激化しています。しかしながら一方で、社会的には安全・安心のニーズの高まり、コンプライアンスの厳格化、更には少子高齢化などの産業構造の変化に対し、ISOに対する期待感は今後更に高まることが想定されます。

 このような難しい状況下で老舗JICQAの社長を拝命することになり、非常に身の引き締まる思いで一杯です。まずは社長就任にあたり、JICQAの目指すべき方向について述べたいと思います。

 まず第一に「存在感のある会社」です。安定した収益力と高いシェアを保持し、技術力・発言力・シェアにおいて業界を引っ張る会社でなければならないと思います。

 第二には、「信頼される会社」です。そのためには、高い審査品質と豊富な審査レパートリーを持つことは言うまでもありません。更にこれからの時代、今お客様が何を求めているかを知り、お客様目線で、審査を通してお客様に役立つ審査が提供できる会社でなければなりません。

 そして、第三に「成長する会社」です。業界自体がやや「成長」というマインドに欠ける感じがしていますが、会社たるもの成長しなければなりません。社員がいつも元気で、生き生きと育っている会社、常に新しい技術(商品、サービス)が生み出される会社を目指したいと考えています。

 私はJICQAの強みは、高い審査品質を有する豊富な人材だと思います。JICQAはいろいろな産業分野からさまざまなキャリアを持つ人材が集まってきている、いわば人材の宝庫の会社です。最近、グローバル化を念頭に人材の多様性(ダイバーシティー)が云々されますが、この点でJICQAの持つポテンシャルは非常に高いものがあると言えます。

 そしてもう一つの強みがJICQAは質の高い顧客が揃っていることだと思います。鉄分野を始めとした、ISOの良さを理解されたレベルの高い顧客は我々認証機関にとって大きな強みであり、大切な財産であると認識しております。

 従って、JICQAはそのような良いお客様のご要望に応えるために、常に本家・本流・ 本物を正々堂々と目指して参ります。私は、座右の銘として、「運・鈍・根」を身上に生きてきました。これは人生に成功するためには、運が必要であり、この強運は地道に粘り強く、愚直に近道をせず執念を持って掴み取らねばならない、というものです。JICQAもこの言葉のように、正攻法で、決してお客様の期待を裏切ることなく、経営に役立つ審査を通して、皆様に愛される認証機関であり続けるべく、今後も努力して参る所存です。これからも引き続きご指導、ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。  

JICQAに関する各種お問い合わせは下記よりお申し込みください。

  • お問い合わせ電話番号 03-5541-2751 受付時間9時00分〜17時15分(除土日祝日)
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