情報掲載日:2017年03月24日
JICQAは2017年2月23日、食品安全システム FSSC22000(Food Safety System Certification 22000)に基づき、京阪セロファン株式会社 つくば工場(本社:京都府京都市、代表取締役社長 但田 哲男 様)を認証し、2017年3月15日、登録証授与式をJICQA本社にて行いました。登録範囲は「食品用軟包装資材の製造」です。
京阪セロファン株式会社は、食品関連・医薬・工業製品等の用途に応じた軟包装材料(プラスチックフィルム等の包装資材に印刷、ラミネート、製袋等)の製造・販売を行っています。既にISO9001を2000年に、ISO14001を2003年に取得され、長年にわたり運用されてきました。
● FSSC22000認証取得の経緯と目的について伺いました。
「食品等の安全・安心を脅かす、餃子事件、農薬混入事件などを機に、お客様からフードセーフティやフードディフェンスの取り組みを弊社にも強く要望されました。また、製造現場では、一般的衛生管理(TS/ISO22002-4に相当する管理)の強化に取り組む必要があり、FSSC22000認証取得に向けて計画・推進をしました」
● 今回のFSSC22000の構築・運用による効果について伺いました。
「製造現場におけるフードディフェンスのためのセキュリティ強化策および汚染予防(化学物質の混入、異物混入)強化策の実現を通じて、組織内のすべての人が食への安全・安心に対する意識の高揚が図れました。衛生管理に係る行動においても、従来よりも強く意識しておこなわれる風土が形成されたものと感じます。また、フードディフェンス、並びに衛生管理の一段高い取り組みに関して、お客様に評価いただけるようになりました」
● 最後に、今後の抱負についてお尋ねしました。
「審査中における細部に渡るご指摘内容は、食の安全・安心を担保するためのものであり、立証(経験等による裏付けではなく)に基づくプロセスの評価を構築することができました。今後は全ての工場のFSSC22000認証取得を目指し、認証取得後の取り組みによる効果を飛躍させていきます」
JICQAからのお知らせ
FSSC22000とは、食品安全の基本である前提条件プログラム(PRP)をより具体的にするため、食品安全マネジメントシステム ISO22000のPRPに関する要求事項を産業分野ごとに規定し、フードディフェンス(食品防御,Food defense)が含まれた規格です。
JICQAのFSSC22000の審査についての詳細はこちら → → →
※無料セミナー「ISO22000及びFSSC22000の概要」のお知らせ
当社ではISO22000及びFSSC22000の概要の概要について、担当講師がわかりやすく説明する無料セミナーを開催しておりますので、ご関心のある方は是非ご参加ください。
セミナー内容・スケジュール等の詳細こちら → → →
お問合せ先:営業部(TEL:03-5541-2752)