情報掲載日：2016年12月26日
（左）弊社 代表取締役社長 川﨑 博史
JICQAは2016年8月26日、環境マネジメントシステムの国際標準規格「ISO14001:2015」に基づき、住友林業株式会社（東京都千代田区、代表取締役社長 市川 晃 様）を認証し、8月31日、登録証授与式を同社にて行いました。
なお住友林業様のISO14001初回登録は1997年8月25日であり、2017年に登録20年を迎えられます。
現在は、住友林業様の登録範囲に連結子会社である住友林業緑化様、住友林業クレスト様、住友林業ホームテック様、ジャパンバイオエナジー様の4社（登録順）を含めて運用されており、今回の更新審査では改正規格への移行も完了されました。
JICQA川﨑社長より登録証の授与を受けた市川社長は、同社の歴史が住友家の山林事業に始まり、別子銅山経営で荒廃した森林の再生を手がけてきたため、本業で環境に貢献するというDNAが根付いていることや、山林経営から木材建材流通、戸建注文住宅、リフォームなど幅広い事業を担う中で、全社共通のマネジメントシステムとして業界に先駆けいち早くISO14001を導入してきたことなどをお話しされました。
● 特に注目されている改正規格への移行対応についてお尋ねしました。
「当社では、非財務面である環境・社会・ガバナンスへの取り組みを事業活動といかに一体化しようかと検討している最中に、ISO14001が改正されました。そういう意味では、事業活動との整合性やリーダーシップが強化された改正規格の要求事項は、まさに当社の方向性と合致していました。
現在は環境負荷の大きさ等を鑑み当社及び一部の連結子会社で登録していますが、『PDCAサイクル』を基本構造とするISO14001の『環境マネジメントシステム』は、国内外連結会社すべてに適用し、基本戦略や重点施策におけるSWOT分析や中期計画の策定において『CSR予算（含：環境予算）』と『事業予算』の共通化を進めています」
● 最後に、今後の抱負についてお尋ねしました。
「非財務である環境・社会・ガバナンスへの企業の取り組みは、近年ますます注目が集まっています。改正規格の枠組みをしっかり活用しながら、今後も『木』という素材の魅力を最大限に生かしながら、持続可能な社会の実現に貢献するという理念を、グループ全体で実践してまいります」
JICQAからのお知らせ
ISO14001は、環境マネジメントシステム（EMS）の国際規格です。
環境マネジメントシステムとは、企業活動、製品及びサービスの環境負荷の低減といった、環境パフォーマンスの改善を継続的に実施する仕組みです。
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