2017年5月号
1. 日本発の食品安全管理規格「JFS-E-C」の無料セミナーを開催します。
JICQAでは食品安全マネジメント規格「JFS-E-C」のセミナーを5月26日(金)に開催します。
「JFS-E-C」は(一財)食品安全マネジメント協会(以下、JFSM)の定める日本発の食品安全管理規格で、日本企業にとって運用しやすいことを考慮して策定されています。将来的には「国際的に通用する規格」としての位置づけを目指しており、GFSI(世界食品安全イニシアチブ)のベンチマークスキームとしての承認を視野に入れていることから、注目を集めています。
セミナーではJFSM理事長の西谷徳治様と、実際に「JFS-E-C」を導入したイオンフードサプライ株式会社長泉センター センター長の清水通昭様を講師にお迎えし、「JFS-E-C」の紹介と導入事例紹介を行います。さらに長泉センターの審査を担当した弊社審査員より、「JFS-E-C」規格要求事項の特徴と審査のポイントもご説明します。
イオンフードサプライ株式会社長泉センター様は全国で3例目の登録であり、小売グループの食品加工会社としては初の登録です。また同センターは、食品安全マネジメントシステムの認証取得が初めてであり、一から取り組んだという点で参考になる事例です。
ご受講は無料です。食品加工業の経営者様、品質管理部やISO事務局の皆様、また食品安全関連コンサルタントの皆様、ぜひご参加ください。
- ◆ 名称
- 『日本発の食品安全管理規格「JFS-E-C」の特徴と導入の実際』
- ◆ 開催日
- 5月26日(金) 13:00~16:30(受付開始12:30)
- ◆ 主なプログラム
- 1. 基調講演 「JFS-E-C」誕生の背景と特徴、今後の展望
一般財団法人食品安全マネジメント協会 理事長 西谷 徳治 様 - 2. 講演 「JFS-E-C」に基づく認証取得事例
イオンフードサプライ株式会社 長泉センター センター長 清水 通昭 様 - 3. 講演 :「JFS-E-C」の規格の特徴と構築のポイント
日本検査キューエイ株式会社 審査本部審査第1部 理事審査員 川村 淳
- ◆ 受講料
- 無料
- ◆ 定員
- 先着180名様(今回は1社3名様以上でもご受講可能です)
担当:営業部 光守(ミツモリ)・三浦
TEL:03-5541-2752
2. 労働安全衛生マネジメントシステムのISO規格(ISO45001)の検討状況をお知らせします。
ニュースレター2016年12月号発行以降の労働安全衛生マネジメントシステムのISO規格の検討状況について報告いたします。
2017年2月に開催された会合にて、DIS2(国際規格案)の修正が完了しました。今後の予定としましては、2017年5~7月にDIS2の投票が行われ、FDISは2017年11月、ISは2018年2月に発行が予定されています。(ただしFDISの省略が承認された場合には、IS発行は早まり、2017年10月頃に発行となる可能性があります)
また検討状況が進みましたら、JICQAニュースレターで報告させていただきます。
ISO化に先駆けて、労働安全衛生マネジメントシステムの導入及び審査登録を検討されてみてはいかがでしょうか。JICQAの労働安全衛生マネジメントシステム審査は、OHSAS18001規格をもとに実施しており、金属加工業、建設業及び食品加工業等の組織様 で50件以上の実績があります。
JICQAのOHSAS18001審査は以下の特徴でご好評をいただいています。
- 1) 現場での運用を中心に審査を行うことにより、リスク低減に寄与する審査
- 2) OHSAS18001だけではなく、ISO14001やISO9001等の他マネジメントシステム規格との同時もしくは統合審査を行うことによる効果的な審査
またJICQAでは、ニーズに合わせたセミナーを開催中です。
労働安全衛生マネジメントシステムの認証取得を検討中、または関心をお持ちの組織様は、ぜひご検討ください。皆様のご参加をお待ちしています。
担当:審査第三部 伊藤、岡根
TEL:03-5541-2756
営業部 小橋、平塚
TEL:03-5541-2752
3. CO2排出量削減に寄与する設備導入費用が補助されるASSET事業では、対象事業者の公募(参加)受付中です。
環境省の取組みとして、業務部門・産業部門における温室効果ガス排出量の大幅削減のため、事業場・工場を対象に、エネルギー起源二酸化炭素排出抑制のための先進的で高効率な低炭素機器等の導入を支援する「先進対策の効率的実施による二酸化炭素排出量大幅削減設備補助事業」(ASSET事業)が2012年度から実施されています。今年度の対象事業者の公募は4月25日~5月25日までとなっております。詳しくはASSETホームページをご確認ください。
ASSET事業(Advanced technologies promotion Subsidy Scheme with Emission reduction Targets)とは、CO2排出量の増加が著しい業務部門や、全部門に占めるCO2排出量の割合が最大の産業部門において、先進的な設備導入と運用改善を促進するとともに、市場メカニズムを活用することで、CO2排出量大幅削減を効率的に図る制度です。
本事業のメリットとして以下が挙げられます。
- 経済的メリット
- 高効率設備を導入する際の補助を受けることができ、運用部分でも高効率設備の導入によるエネルギー費用の削減が進められ、削減目標量を超過達成した場合には排出枠を他参加者等に売却することで売却益を得ることができる。
- ノウハウの蓄積
- 温室効果ガス排出量の算定を習熟するとともに、検証機関の検証を受けることにより、温暖化対策マネジメントを効果的に進めるための仕組みが形成される。
- 企業イメージの向上
- 地球温暖化対策に積極的な取り組みをしていることにより、差別化が図れ、CSRの観点から環境先進企業としてPRできる。
特に経済メリットとして高効率設備導入のため、最大で導入費用の1/2(上限額1.5億円)が国から補助されます。詳しくはASSETホームページでご確認ください。
このCO2排出量が正確かどうかを検証するために、JICQAは制度開始当初から検証機関として参加しており、すでに26事業所の検証を実施しております。またASSET事業の前身のJVETS(自主参加型国内排出量取引制度)でも約20社の検証を実施しております。
今年度に省エネルギー等の設備、特にL2-Tech認証製品(高効率空調機(ヒートポンプ、パッケージエアコン、ターボ冷凍機等)、高効率ボイラー等)の導入予定がある組織様は、同事業への参加をご検討されてみてはいかがでしょうか。
担当:営業部 小橋、平塚
TEL:03-5541-2752
今号のQA放談は、審査第1部の座波が担当いたします。
〜 初マラソン参加記 〜
約3年前に20キロ程減量できたので、その余勢でフルマラソンの大会に出ることを思い立ちました。学生時代長距離走は苦手でサボる事ばかり考えていた方でした。社会人になってから、ジョギングを楽しめるようにはなりましたが、体が重すぎて肉離れがしょっちゅう、とても42kmも走れないと思っていました。
フルマラソンに向けて、ジョギングの距離を延ばし頻度を上げることにしました。休日は10~15kmぐらい走り、20kmの大会に参加しました。意外と走れる感じです。
フルを2時間台で走るような一流ランナーは別として、一般ランナーは4時間を切る事を目標にしている人が多く、自分もその“サブ4”を目指すことにしました。キロ5分30秒位でコンスタントに走れれば達成。一見易しそうです。直近の東京マラソンに落選しましたが、2016年1月31日の勝田マラソン(茨城県ひたちなか市)にエントリーできました。
当日、勝田の小さな町はランナーで埋め尽くされ、スタートの合図があってから、スタートラインにたどり着くまでに何分もかりました。一般市民の応援、声援が熱く、沿道で果物やらお菓子やらドリンクやらをこれでもかと手渡してくれ、疲れた心身に沁みます。地元の子どもやおばちゃんとハイタッチしたりしながら、走ります。
最初は好調でしたが20km以上走ったことのなかった自分は30kmを過ぎたあたりから足が思うように動かなくなりました。俗に30キロの壁というやつです。これはきつかった。何とか4時間9分45秒で完走できましたが、もう二度と走るものかと思いました。
それから1年、結局今年も勝田マラソンに参加してしまいました。タイムは4時間7分8秒。2分縮まったもののサブ4の壁はまだ厚い。あと7分、されど7分。
勝田のコースは太平洋から吹き付ける海風が強烈なのが難点です。今度はもうちょっと寒くない大会がいいなと思っています。(もし来年も走るなら、ですが…)
- ■JICQAニュースレター 2016年5月号 No.232印刷用ファイル
- PDF形式(348KB)
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